R6S Pro League - Seaxon X EU - Vitality vs PENTA in Cafe Dostoyevsky【前半の流れ】

Vitality vs PENTA in Cafe Dostoyevsky

 試合日時

2019年 7月 16日 火曜日

オペレーターBAN

OPERATOR BAN ATTACKER DEFENDER
PENTA SPORTS HIBANA MIRA
TEAM VITALITY MONTAGNE MAESTRO

オペレーター基本編成

ATTACK PENTA SPORTS
THERMITE IQ ZOFIA MAVERICK CAPITAO
DEFENSE TEAM VITALITY
MUTE VALKYRIE LESION JAGER ELA

ゲーム展開

1ラウンド目(2階図書暖炉)

リワーク時に新たに追加されたポイントで、図書側は 3階からの突き下げを考慮して守らなければならない。

ヴァルカメは 3階の要所に 2個と、2階3階共に見える位置に 1個設置。

攻撃は全員屋上からの進行。

ラウンド序盤はシガーラウンジ付近にいた ELAはドローンに見つかり、無理はせずすぐにブルーシート側まで引いたが、JAGERがカクテルラウンジで前線維持。3階E窓からのエントリーを警戒し、LESIONが 2階から見える位置で構える。MUTEは白階段で上りを警戒するのが防衛側の形。

結果、3階E窓から入ろうとした MAVERICKを LESIONがカット。カクテルラウンジを詰めてきた THERMITEを MUTEがニトロで突き上げしインジャ。敵の人数を把握したところで 2階にいた VALKYRIEは白階段を上がり ZOFIAをカットし、ELAと共に白階から下る。冷蔵庫壁が割れるタイミングでJAGERもハッチから降り、列車側を回ってきた IQをカット。

このラウンドは終始防衛が有利に展開できたが、E階からエントリーした MAVERICKをカットできなかった場合は 攻撃側が 3階を取れていただろう。

2ラウンド目(1階キッチン)

防衛オペレータ:VALKYRIE→MOZZIE、ELA→BANDIT

2階とは違い、1階は割られると困る場所があるため BANDITを投入。

対するPENTAは 4・1の動きでベイカリーを重点的に攻める態勢を見せるが、MUTEのジャマーで思うようにドローンを回せず時間を使う。

LESIONは準備室で前線維持。1分経過したところで MOZZIEがスモールベイカリーから飛び出してキルを狙うが返り討ちにされる。

人数有利を取った PENTAは MAVERICKを主軸に壁を焼き、通された射線から ZOFIAがインパクトで準備室の展開シールドを破壊する。LESIONは準備室を明け渡し、キッチンに戻り、ラウンド残り時間 1分となる。

VITALYTYは通された射線を避けるため、伏せて行動していたところを CAPITAOが火矢で 1人焼き殺し、もうひとりも火矢で追い詰めてキルを取る。その間、ZOFIAはスモールベイカリーからカフェの方向をロック。

残されたカフェの 2人は手も足も出せずに攻撃勝利。

1の動きをしていた IQを警戒してカフェにいた 2人の判断が遅かったと言えよう。ベイカリーからの射線を嫌がっても、伏せて行動ではなく Bサイドに下がれば状況は変わっていたのかもしれない。

3ラウンド目(3階カクテルラウンジ)

防衛オペレータ:VALKYRIE→ECHO、MUTE→KAID

攻撃は4人が屋上からの進行し、MAVERICKがピアノ S窓をラペルが KAIDが 1階からカット。

シガーショップに展開シールドを設置し、JAGERが前目の姿勢を見せる。その後ろで LESIONが L字のカバー位置にいる。

CAPITAOがピアノ W窓ラペし、ドローン穴から火矢で JAGERを退かし、同時に THERMITEが詰めるが返り討ちに合う。

2階マイニングで裏取り待機していた ELAが通過した IQを白階まで追いかけるが、IQが白階上りをロックしていた KAIDに倒され、白階窓からラペインしてきた ZOFIAが ELAをカット。最後は KAIDが ZOFIAをカットして防衛勝利。

ラウンド最初に JAGERを処理しようとした PENTAが失敗し、2人カットされ人数不利の状態。白階段にシフトするがその進行を許さなかった。JAGERが倒されたとしても、冷蔵庫 2枚壁が KAIDのエレクトロクロウで割阻止されているため、攻撃は L字廊下やバーから詰めなくてはならず、不利な撃ち合いに挑むことになるだろう。

4ラウンド目(1階キッチン)

攻撃オペレーター:MAVERICK→THATCHER

防衛オペレータ:VALKYRIE→MOZZIE、ELA→BANDIT

防衛は 2ラウンド目と同じ編成だが、攻撃は THATCHERを投入。

3ラウンド目で前目に戦ってラウンド勝利したことから、今回も前目に戦う配置になっている。JAGERがベイカリーに展開シールドを設置し、商品棚の裏を維持。

PENTAは 3・2でベイカリーとロビーで別れて展開する。

最初に攻め込んだのはベイカリー側。CAPITAOが商品棚に火矢を入れるが JAGERをあぶり出すことはできなかった。それでも THERMITEは中に詰めて定点カメラを破壊。音で位置をつかめた JAGERがピークして THERMITEをカット。BANDITも同じタイミングで準備室から出て相手のカバーを抑える。

ドローンを使い JAGERの視線を入り口から外すと同時に ZOFIAが攻め込み JAGERをカット。カバーしに来た LESIONを THERMITEがカットし、PENTAが人数有利を取る。

残り 50秒でベイカリーを明け渡す形になり、スモールベイカリー入りをロックしていた MOZZIEをロビーから進行してきた IQがカット。準備室にいた BANDITを ZOFIAがカット。

1階は総じてベイカリーを取られると守りが厳しくなる印象が強い。餅つきなどは 2階マイニングから突き下げで対策できるため、ベイカリーを取られない守り方をする必要がある。スモールベイカリーを入らせない、準備室から圧力をかける、2階から射線を通し割られても入らせないなど手段は色々あるが、どれも簡単ではないことに変わりない。

5ラウンド目(2階図書暖炉)

攻撃オペレーター:MAVERICK→THATCHER

防衛は 1ラウンド目とはほとんど変わらない守り方。

攻撃は IQがロビーから入り、残りは屋上から進行。THERMITEが赤階 2枚壁を割り、ZOFIAがピアノを取る。JAGERは L字からトイレに下がり、ELAはブルーシート側を維持。

LESIONがヴァルカメで ZOFIAの位置を捕らえ、VALKYRIEがニトロ突き上げするが当たらず。

その間、IQがデバイス探知機でカメラを見ていた LESIONを捕らえフリーキル。MUTEがニトロ突き上げで ZOFIAをカット。

3階E窓からエントリーしてカクテルラウンジまで入った THATCHERがブルーシートをロックし、ELAをカット。IQが現地に戻った VALKYRIEをカット。

3階トイレに隠れていた JAGERがピアノから回り込み、CAPITAOと THERMITEをカットし、ディフューザーを落とす。

すかさず THATCHERがそれを拾い、飛び降りて先にポイントに入った IQのカバーの下でプラント成立。戻ってきた MUTEと JAGERが倒され、攻撃勝利。

PENTAが上手に敵の位置を把握でき、ポイントが薄いことから直攻め & 戻りロックが綺麗に嵌った様に感じた。ラウンド終盤、人数有利且つポイントを取れているのにもかかわらず 3階にいた CAPITAOと THATCHERがシガーラウンジで JAGERに倒されたときは何をやっているんだと思ったが、THATCHERが拾ったことに気づかなかったため、攻撃が勝利したと言える?だろう。

6ラウンド目(3階カクテルラウンジ)

攻撃オペレーター:MAVERICK→THATCHER、CAPITAO→SLEDGE

防衛オペレーター:MUTE→DOC、VALKYRIE→LESION

防衛は 3ラウンド目と同じ守り方。

JAGER対処のため、SLEDGEがピアノ W窓からロック&ドローニング。その下で ZOFIA が飛び出し警戒。ドローンに気づかれた JAGERは早めにシガーショップハッチから降りる。

JAGERが引いたことによって攻撃はハッチ下2枚壁を割ってピアノを取る。

2階マイニングにいた KAIDはロックしていた ZOFIAによって倒される。

ピアノを詰めて冷蔵庫2枚壁を割るタイミングで JAGERがピークして THERMITEをカットするが、壁は割られる。ZOFIAも詰めて JAGERと撃ち合うが負けてしまい、カバーしに来た SLEDGEもカットされる。

人数有利を取ったところで L字廊下から戻ろうとした JAGERを IQがカット。

イーブンになった状態で最後に撃ち勝ったのは VITALITY。3-3で折り返すこととなる。

ラウンド序盤攻撃は JAGERの処理を優先に行い、ピアノまでの進行は定番の動きではあった。ここから L字廊下をロックして冷蔵庫2枚を割り、バーでのプラントまたは殲滅のはずだが、トイレに戻った JAGERが THERMITEをフリーキルし、詰めてきた ZOFIAと SLEDGEもカット。勿体無いラウンドだった。

【Rainbow Six Siege】中国のコミュニケーションと情報伝達速度

コミュニケーションの重要性

 どの対人ゲームでも、コミュニケーションと連携が大事だ。MOBAであろうがFPSであろうが敵の位置、攻撃であればどのようにして攻撃し、防衛であればどのようにして対策するかを少ない時間の中でチームメンバーと相談して決めなければならない。今回は中国ではどのようにコミュニケーションを取っているのか比較しよう。

Rainbow Six Siege

siege_title 公式サイト→[https://www.ubisoft.co.jp/r6s/ ]

 シージは、FPSの中で「タクティカルシューター」というジャンルに分類されている。なぜタクティカルシューターなのか。それはすでに多くのブログや記事で書かれているように、オペレーターの存在が大きく、目的を持った立ち回りが要求される。また、壁の補強と破壊、床越しに上下で立体的に戦うことも多々あり、エイム力だけでは勝利にはつながらないゲームだからだ。

中国でのオペレーターの呼称とコミュニケーション

 今シーズン(Y4S2)ですでに合計48名のオペレーターが登場している。今からその一部を紹介しよう。

siege_operator※画像は中国の百度貼吧のシージコミュニティーから無断転載した

 オペレータの呼称は基本的にその特徴を捉えているのが殆どだ。

 スレッジを例に(Sledge = ハンマー = 大锤or锤子)のように、ThatcherはEMPと呼ばれる。またMuteはジャマーは中国のWi-Fiに似ているため、そのように呼ばれる。

siege_mute

※中国の家庭用Wi-Fi

 ほかにTwitchが电车であったり、Blitzが闪光盾(=闪盾)のように大体2文字でオペレータがなにか伝わる。

 日本でもバンディ、モンタ、BBのように名前が長いオペレーターを略して呼ぶことはあるが、中国のように短くすることはできない。

 また、ゲーム中報告でよく使われる言葉として、リスキル、ラッシュ、裏取り、餅つき(聞きバン)が中国では偷人、凸、摸后点、听电、のように日本語よりも更に少ない文字数で伝わる。

最後に

 少ない言葉で情報伝達できるから強い、速いとは言い切れないが、ラウンド時間が少ないゲームでは言葉が短いほど聞き間違いが起きづらく、的確に要点だけ伝わるのはその国の言葉の強みであると私は感じている。

 日本でも工夫をすればより速く連携が取れるようになるし、チーム独特とコミュニケーション方法があってもいいと思っている。

 

 今回は簡単に中国でのコミュニケーションについて書きました。機会があればまた面白い話を書いてみたいです。