【Rainbow Six Siege】中国のコミュニケーションと情報伝達速度

コミュニケーションの重要性

 どの対人ゲームでも、コミュニケーションと連携が大事だ。MOBAであろうがFPSであろうが敵の位置、攻撃であればどのようにして攻撃し、防衛であればどのようにして対策するかを少ない時間の中でチームメンバーと相談して決めなければならない。今回は中国ではどのようにコミュニケーションを取っているのか比較しよう。

Rainbow Six Siege

siege_title 公式サイト→[https://www.ubisoft.co.jp/r6s/ ]

 シージは、FPSの中で「タクティカルシューター」というジャンルに分類されている。なぜタクティカルシューターなのか。それはすでに多くのブログや記事で書かれているように、オペレーターの存在が大きく、目的を持った立ち回りが要求される。また、壁の補強と破壊、床越しに上下で立体的に戦うことも多々あり、エイム力だけでは勝利にはつながらないゲームだからだ。

中国でのオペレーターの呼称とコミュニケーション

 今シーズン(Y4S2)ですでに合計48名のオペレーターが登場している。今からその一部を紹介しよう。

siege_operator※画像は中国の百度貼吧のシージコミュニティーから無断転載した

 オペレータの呼称は基本的にその特徴を捉えているのが殆どだ。

 スレッジを例に(Sledge = ハンマー = 大锤or锤子)のように、ThatcherはEMPと呼ばれる。またMuteはジャマーは中国のWi-Fiに似ているため、そのように呼ばれる。

siege_mute

※中国の家庭用Wi-Fi

 ほかにTwitchが电车であったり、Blitzが闪光盾(=闪盾)のように大体2文字でオペレータがなにか伝わる。

 日本でもバンディ、モンタ、BBのように名前が長いオペレーターを略して呼ぶことはあるが、中国のように短くすることはできない。

 また、ゲーム中報告でよく使われる言葉として、リスキル、ラッシュ、裏取り、餅つき(聞きバン)が中国では偷人、凸、摸后点、听电、のように日本語よりも更に少ない文字数で伝わる。

最後に

 少ない言葉で情報伝達できるから強い、速いとは言い切れないが、ラウンド時間が少ないゲームでは言葉が短いほど聞き間違いが起きづらく、的確に要点だけ伝わるのはその国の言葉の強みであると私は感じている。

 日本でも工夫をすればより速く連携が取れるようになるし、チーム独特とコミュニケーション方法があってもいいと思っている。

 

 今回は簡単に中国でのコミュニケーションについて書きました。機会があればまた面白い話を書いてみたいです。